クラフトビール始動!!

先日インスタグラムで宣言した通り、王越町まちづくりプロジェクトのフラグシップ事業として、クラフトビール事業が本格スタートします!
その投稿はコチラ
今弊社スタッフのキビン(トップ写真)が丸亀市のミロクブルワリーさんで絶賛ブルワー修行中です。
なぜ私たちがクラフトビールをしようと決めたのか今日は書いていこうと思います。


まず一番は、ビールが好き!!!ということ。
私も、ブルワー修行中のキビンも、社長も、みんなビールが大好きです。
農業をするにしてもビールを作るにしても、そして新規事業を立ち上げるにしても、やはり何事も簡単ではないと思うので、
この先困難にぶち当たることがあっても情熱を注いで乗り越えていけるのは好きなことが一番だと思いました。
今はまだ動き始めたばかりですがこれからもっともっと極め抜いていきますよ~。


ビールの奥深さや寛容性も非常に魅力的です!
ビールって、150種類以上も種類があるのを知っていましたか?
日本でビールといえば金色の喉越しスッキリなビールをイメージする人が大半だと思いますが、これは「ピルスナー」という種類になります。
そして今、日本のビールシェアの95%以上をピルスナーが占めています。
そう、150以上の種類の中のたった1種類しかこれまで一般的に流通してなかったんです。
これからクラフトビールを飲んでみようという方は一旦ビールの固定概念を外して飲んでみてもいいかも。


ビールの主原料は大麦・ホップ・酵母・水の4つ。
酵母の違いにより、ラガー酵母を使うラガー系と、エール酵母を使うエール系の大きく2つに区分され、
これをさらに地域や原料、醸造方法の組み合わせで細分化したものがビアスタイルと呼ばれます。
先ほど150種類以上あると言っていたのはこのビアスタイルのことです。

地域や原料の違いっていうのはある程度イメージしやすいと思うんですが、醸造方法の違いっていうのが、
例えば全く同じ原料で作っても投入比率で色や味が変わったり、ホップを煮沸段階で入れるのか発酵段階で入れるかの違いによって香りや苦さが全く違うものができたり。
そしてフルーツなどの副原料を加えるとさらに組み合わせの幅は膨らみます。
そう、分類的には150かもしれないけど、実際のところ何万何億通りと無限の可能性を秘めています。
唯一無二のものが作れるということに最大最強の面白さと魅力を感じています。

ちなみに、ビールは口にしても大丈夫なものであれば、副原料に何でも混ぜることができます。だから地域資源や農産物との親和性も非常に高いです。
私たちも王越産の素材をフレーバーテイストにつかったビールを作っていく予定です!
もちろんフレーバーテイストになるレモンをはじめとしたフルーツの栽培や、主原料の麦の栽培にも挑戦していきます。
ビール原料の栽培を通して、耕作放棄地の再生にも取り組んでいきたいというところもクラフトビールを選んだ理由の大きな一つです。

さてさて、なんとビールと農業には深い関わりがあるみたいなんです。
ビールの歴史は古く、紀元前4000年以上前のメソポタミアで人類が農耕生活をはじめた頃、放置してあった麦の粥に酵母が入り込み、自然に発酵したのが起源とされています。
古代の農家たちはビールで喉の渇きを潤しながら農作業をし、また、ビールで日ごろの疲れを癒していたようです。
私たちも王越町という高齢化の進むまちでまちづくりをしていく中で、町内外の人が交流できる場を作っていきたいなと考えていました。
その中心に地元の産物を使ったビールがあれば。
海もあり、山もあり、自然豊かな王越の開放的な景色の中で飲むビールは間違いなく最高です。
まずは醸造からのスタートになる予定ですが、なるべく早く飲める場所・買える場所を王越内に構えられるよう頑張って事業を進めていきます!

進捗は随時インスタやこのブログで報告していきますので、是非是非楽しみに追っていただけますと嬉しいです

ではまた!